写真のおしゃれな撮り方。背景を意識すると写真が変わる

写真

せっかく一眼カメラを買ったけれど、一眼カメラらしい写真がうまく撮れない。

スマホの写真とイマイチ差別化できない

背景はボケるけど、ボケてるだけでなんかしっくりこない

カメラを買った後にそんな風に思ってるそこのあなた。
僕も同じ悩みをもっていました。

結論から言うと、背景を意識するだけで写真はガラリと変わります!!

スポンサーリンク

背景は写真の状況を説明する為の一つの要素

写真を構成する要素を簡単にまとめておきます。

  • 被写体(メインとなる人物や花など)
  • その時の状況(背景)
  • どんな気分もしくは雰囲気であったか?(明るさや色合い)

まず、被写体はそのままですね。

次にその時の状況。

  • 一輪の花なのか花畑なのか。
  • 晴れなのか曇りなのか、はたまた雨なのか。
  • 昼間なのか夜なのか
  • その時、自分はどう見えていたのか?

この辺りを背景で表現していきます。

最後に、気分なのか?雰囲気をどうするか?
っという所を明るさや色合いで表現していきます。

重複してしまう部分はありますが、大まかに分けるとこんな感じになると思います。

背景には被写体を引き立たせる役割もある

背景には、状況を説明するっと言う要素の他にも
被写体を引き立たせるっという役割を担う事もあります。

そして、この「被写体を引き立たせる」時によく使われるのが「背景ボケ」や「前面ボケ」っといった、技法になります。

つまり、一眼カメラでボケを作れるようになったから、何でもかんでも「ぼかす」という事をしてしまうと、何が何だか分からない写真になってしまうわけです。

かといって、ボケを全く使わないと、それはまるでスマホの写真のようになってしまいます(風景は別)

背景で状況を説明した場合としてない場合を比較。

それでは、幾つか例を出して、背景がどれくらい状況を伝えられるのか?
そして、どれくらい写真が違って見えるのか?
比較しながら見ていきましょう。

背景で状況を説明するために「玉ボケ」を使う

下の写真は背景を気にせず撮った場合です。

紫陽花

これでは「紫陽花の木があって満開だね!」で終わりです。
これで終わってしまっては、スマホの写真と変わらないっと思ってしまうのも仕方なし。

次に、ちゃんと背景を考えて撮った写真↓

木漏れ日の中の紫陽花

もちろん、メインは紫陽花ですね。
そして、背景。
木漏れ日が差している表現としての玉ボケを利用しています。
なんとなく、雰囲気は伝わると思います。

続いて雨上がりの桜の例です

まずは、完全にどうしたかったのか不明な写真。←自分が撮っておいてどないやねん…
背景はボケているんですが「だから何だ?」の典型パターンです↓

雨に濡れた桜

続いてちゃんと考えて撮った写真↓

雨上がりの日差しに包まれる桜

「雨上がりの日差しに包まれる桜」
と言う感じで、こちらも日差しを意識しています。

玉ボケを狙って作る事で、キラキラとした光を表現できます。
なので、雨上がりや木漏れ日の表現や、イルミネーションを背景とする場合はとても効果的で、汎用性の優れた技法になります。

光を玉ボケで表現している他の写真

雨上がりの菜の花
電飾を背景に桜

背景と被写体をごちゃ混ぜにしない。

実はこの背景と被写体をごちゃ混ぜにしてしまうパターンが意外と曲者です。
気が付かないうちに記録写真のようになってしまいます。

「こういう所で、こういう状況で」と説明してはいるものの、メインの被写体が分からなくなったり「ここへ行った来たよ」っというだけの写真になってしまうのです。

ようするに、主役と脇役の両方を意識しすぎて、どっちも主役になれない状況です。

逆に意図してどっちも主役に置く場合もありますが、それはまた別の話です。
ごちゃ混ぜになっているのと、意図してやっているのでは、根本的に話が違いますからね!

土手に咲く満開の菜の花で比較

菜の花

たしかに、土手に咲いた菜の花なのですが、メインの被写体である菜の花がイマイチパッと目立っていません。
ちゃんと、前ボケも使っている割になんか違うのパターンですね。
単純に何でもかんでも詰め込みすぎるとこうなってしまいます。

こういう場合は、主役になる菜の花を選んであげて、背景で「土手」「満開」と言った部分を補うのが一つのコツです↓

満開の菜の花

こんな感じでちょっとおしゃれになります!

被写体を引き立たせる為の見せない背景

背景で状況を説明するとか言っておいて、いきなりなんだ?
っと思われるかもしれませんが、背景を単色、もしくはほぼ見せない事によって被写体をがっつりと見せるというのも、一眼カメラのなせる技の一つです。

一応キットレンズを勧めてる身としては「キットレンズではどうにもならない」では済ましません!
【初めての一眼カメラ選び】レンズキットをお勧めする理由と撮った写真を公開

キットレンズなどの場合は

  • 手持ちの一番遠くが撮れるズームレンズを使う
  • 最大望遠にする
  • 一番近づける所までよる
  • 背景が1色または2色くらいになっている事を意識する

と言うのがコツです。

本当は明るいズームレンズや単焦点、マクロレンズなどあればいいのですが、なくてもどうにかなります。

写真例

薔薇
蓮の花
静かに咲く紫陽花

どうでしょう?
背景をほぼ見せない事で、被写体のみをクローズアップする。
こういう、シンプルなおしゃれもありだと思いませんか?

まとめ

どうしても被写体そのものに目を向けてしまいがちですが、写真の印象というものは、意外と背景に依存している部分が大きいと思います。

なぜなら、写真というものは見る人に何かを伝えるものだからです。

それを「花が咲いていたよ」っとだけ伝えるのか「こんな状況でこんな感じに咲いていたよ」っと伝えるのか。

その違いがもっとも多く出るのが背景です。

素敵な情報をおしゃれに背景に込めることが出来たら、背景と被写体をすっきりとまとめ上げていきましょう。

もちろん、被写体だけにクローズアップして、無駄を省くのもありです。

シンプルだけどかっこいい。シンプルだけど洒落ている。そんな写真もおしゃれですよね!

ではでは、素敵な写真ライフをお過ごしくださいませ!!

以上!!
おしゃれなファッションにはとことん疎いタカでした(/ω\)

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました